クヌギ
クヌギはブナ科コナラ属の落葉高木で樹高は15-20mになる。
樹皮はアベマキと同じくコルク状で縦に裂け目ができる。裂け目のそこはオレンジ色。
葉は互生、細長い楕円形で周囲には鋭い鋸歯がならび先端は尖っている。紅葉後に完全な枯葉になっても離層が形成されないため枝からなかなか落ちず、翌春若葉が出始める頃まで残る。
花は雌雄別で4-5月頃に咲く。雄花は黄色い10cmほどの房状に小さな花をつける。雌花は葉の付根に小さく赤い花をつける。
ドングリは丸くアベマキのドングリより少し小ぶりで殻斗のまわりにはたくさんの鱗片がつく。この鱗片が細く尖って反り返った棘状になっている。
良質の炭の原料になるので、かつては里山に植林され再利用されながら(台場クヌギ)維持されてきた。
初夏のクヌギ
去年紅葉した葉は春までそのまま残り、 コナラより大きめの花房がぶら下がっている。若葉が大きくなるに従って自然に落ちていく。
紅葉した台場クヌギ
実生で育てた木にドングリ
ドングリから育てたクヌギがドングリを付けているのを見つけました。(2011.10.11)
平成18年に発芽、1年間植木鉢に居て、2年目に緑の少年団の手で直植えされた木のうちの1本です。
発芽から5年・・・クヌギのどんぐりが実るには2年かかるから・・4年目にどんぐりが出来ていたと言うことになります。
- 最終更新:2013-05-25 17:01:29